秋冬春は、日本の湿度は10%台になる日も少なくありません。
インフルエンザ流行もさることながら、お肌の乾燥、髪の毛の乾燥、そして目の乾燥も気になりますよね。
特にお肌の乾燥は肌荒れを引き起こし、なんと老化につながることもあるので、しっかりケアしていきたいですね。
お肌には本来、紫外線やウイルス、ちり、ほこりなどの外邪(外部刺激)から守るためのバリア機能が備わっています。このバリア機能の主役ともいえる存在が細胞間脂質です。
細胞間脂質は水分と脂質のセラミドが何層にも重なりあってラメラ構造を形成し、お肌の潤いを保っています。
ラメラ構造によって中の水分は蒸発せず、-40℃でも凍らないのですが、このセラミド量が加齢や何らかの原因によって減少すると、結果的に乾燥しやすいお肌へ、バリア力も低下して肌荒れへ、とつながっていくのです。
セラミドは300種類ほどありますが、出来れば自然由来のものや食事で補っていきたいですよね。
生芋こんにゃく
生芋こんにゃくにはセラミドが豊富に含まれています。植物のなかでもトップクラスといわれています。また、こんにゃくマンナン(グルコマンナン)という食物繊維も含まれているため、お肌と表裏の関係にある大腸の働きを整えるちからも優れており、カルシウム摂取も期待できます。
生芋こんにゃくは、いつもの料理にプラスしやすいですよね。
お味噌汁にちぎって加えたり、煮物にプラスしても良いです。成人で一日100gが目安です。
こんにゃく芋から作られたこんにゃくです。今日から是非はじめてみてください。
米糀あまざけ
米糀には、植物由来のグルコシルセラミド(セラミドのもと)が含まれていて、結果としてセラミドの量を増やしたり、コラーゲンやヒアルロン酸の合成を助ける働きがあるといわれています。
甘酒、お酒、お味噌、みりんは米糀を発酵させて作ったものですが、おすすめは米糀から作った甘酒です。自宅でも簡単に作れますので試してみてください。
もち米・・・1カップ
乾燥米糀・・・300g
水・・・9カップ
【1】 といだもち米に水7カップを加え、5時間おく。
【2】 【1】を鍋に入れ中火にかけ、ふつふつしてきたら弱火にして20分炊く。
【3】 火をとめて、60℃になったら、細かくした乾燥米糀と、水2カップを加え、60℃になるまで加熱する。
【4】 炊飯器に移し、保温機能をONにして6時間~10時間で完成。
米糀から作った甘酒にはアルコールが含まれていないので、お子様でも召し上がれます。
お肌の乾燥が気になる、バリア力が低下している方はもちろん、キレイになりたい方は是非お試しくださいね!
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