冷たい空気がだんだんと穏やかに暖かくなり、草木も芽吹く気持ちのいい季節、春。
万物がのびのびとし、お肌も活発化、新陳代謝機能が高まり皮脂分泌も盛んになってきます。
皮脂というのは、もともとお肌の表面でツヤや潤いを保ったり、外部からの刺激から守ったり、とても重要な役割を担っています。
また、皮脂の分泌量は季節や体調などによって増減するもので、多すぎると汚れが付着しやすくなったり、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすくなる原因となり、特に春はウイルスも元気になる季節なので注意が必要です。
逆に皮脂分泌量が少なすぎると、お肌のバリア機能が弱くなるため、刺激に対して過敏になります。
例えば・・・
乾燥する
化粧ノリが悪い
赤みや湿疹ができる
毛穴の開きやざらつきが気になる
吹き出物が出来る
春先のゆらぎやすい肌は、寒暖差や花粉やほこり、紫外線といった外的要因プラス年度の切り替えで進学や進級、異動といった心理的要因が重なり、心身のバランスが崩れているサインです。
心身ともに健康であれば、お肌トラブルとは無縁といっていいでしょう。
しかし、どこかバランスが崩れてしまうとお肌もバランスを失うのです。
しっかりケアして美肌を目指しましょう!
ポイント1
まずはダブル洗顔
必要な皮脂は残し、付着した汚れや刺激物だけをしっかり取り除くことが大切です。お肌の汚れには油溶性・水溶性・不溶性といったものがあります。
それぞれの汚れに適した方法(W洗顔)でやさしく丁寧に汚れを落としましょう。
メイクをしていない日もダブル洗顔をおすすめします。ファンデーションだけでなく洗顔料には落としにくいものがあるからです。
クレンジング
油溶性の汚れを溶かして落とします。
【油溶性の汚れ】
古い皮脂・メイク・排気ガスや大気中に含まれるタール物質などの油分。
洗顔料
水溶性と不溶性の汚れを包み込んで落とします。
【水溶性の汚れ】
汗やNMF成分・表皮細胞由来の老廃物・水溶性の化粧品由来物質。
【不溶性の汚れ】
砂・ほこり・メーク由来の微粒子・落屑した老化角質・皮脂常在菌など。
ポイント2
洗顔後はしっかり保湿!
丁寧に汚れを落としたあとは、お肌に潤いを与えてあげましょう。水分や油分を適度に与えてお肌を乾燥や外部の刺激から守るバリア機能を高めていきましょう。
お肌の表面にある皮脂膜や角質層は、体に必要な水分・油分の保持と、外部からの細菌や刺激物質などの侵入を防ぐバリア機能として重要な役割を担っています。
角質層の水分保持力が低下し、皮脂膜も不十分になると、バリア機能が正常に働かないため、外からの刺激に大変弱くなってしまいます。つまり、アレルゲンや刺激物質も侵入しやすく、紫外線や大気中のほこりやチリなどの物質の影響も受けやすい状態になってしまうのです。
また、お肌が悪影響を受けると表皮のターンオーダーは早まり、角質細胞の生成が不完全で、角質細胞間脂質やNMF(Natural Moisturizing Factor=天然保湿因子。人間がもともと持っている保湿成分で角質層の中にあり、水分を保持する働きがある。アミノ酸・乳酸・尿素・無機酸・有機酸・糖類などで形成される)の生成も不足するため、バリア機能が弱まり、更にお肌のトラブルを起こしやすくなる・・・といった悪循環が発生します。
洗顔後は速やかに、水分を補給する化粧水と、油分を補給する保湿液でお肌を整えましょう。また、紫外線対策も忘れずに行いましょう。
詳しくは金沢薬局にお気軽にご相談ください。
美肌のための日常生活ポイント
エアコンに頼り過ぎず、衣服で調節しましょう。
冷たいものを食べ過ぎない、飲み過ぎないようにしましょう。
白砂糖、生ものも胃腸を冷やすので摂りすぎないようにしましょう。
旬のものを温かい状態でいただきましょう。
ストレスを溜めこまず適宜発散しましょう。
洗顔は少し冷たいと思うくらいの温度(20℃くらい)の水で。
質の良い睡眠をとりましょう。(熟睡を心がけましょう)
毎日ストレッチや散歩など軽い運動を心がけましょう。
★漢方薬は医薬品です★
服用の際はどうぞお気軽に当店専門スタッフにご相談ください。
ご来店、お待ちしております。