基礎体温とは、人間が生活していくうえで必要最低限のエネルギーを使う時の体温です。つまり、睡眠中の体温を指します。体を動かすとエネルギーが生じてきますので、6時間以上の十分な睡眠のあと、朝起きてすぐのまだ体を動かしていないときの体温を測るわけです。

基礎体温表から読み取れること
基礎体温表から読み取れることを一言でいうと、自分自身のバイオリズムです。
月経は個人差がありますが大体28日前後の周期で循環していくのが一般的です。月経周期は排卵を境に、前半の卵胞期と後半の黄体期に分けられます。黄体ホルモンは子宮内膜を柔らかくさせると同時に基礎体温を上げる働きがあります。
従って正常なばあい、基礎体温表はまず低温期と高温期に0.3~0.5℃の差がある「二相性」となります。尚、低温期から高温期にスムーズに移行し(3日以内)、高温期が12日以上継続することが理想的です。
生理の仕組み
おさらいになりますが、女性の子宮は妊娠する準備として、周期的に子宮の壁が新しく作りかえられていて、一定期間、受精がなければ「妊娠はなかった」と判断し、古い子宮の壁がはがれおちて体外へ排出、これが生理です。
黄体形成ホルモン(LH)が一気に分泌され、成熟卵胞が排卵されます。
卵管采が卵をキャッチ。
卵胞が黄体に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌開始。
受精卵が着床しやすいよう準備を調えていきます。
ふかふかの子宮内膜に向かって卵が移動します。
エストロゲン減少。
着床がなければ、黄体は委縮し、プロゲステロンの分泌も衰え、子宮内膜の組織が剥がれ落ち、体外へ排出されます。
女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の働きによって生理がある、つまり、女性という魅力の為には生理はとても重要なのです。
生理がなくなると、妊娠できなくなるだけでなく、骨粗しょう症などの老化現象もはじまります。
また、生理は女性にとって、健康美の指標になってくれます。
理想的な生理
中医学(中国漢方)では、生理の周期、日数、量、色、状態(水っぽいか、濃いドロドロか、おりもの、塊があるか)など、生理の状態を知ることによって、貴女の体質や体調、今何をすれば良いか、といったことがわかります。
理想的な生理は
周期が28~35日
日数は3日~7日
経血の量はナプキンの取替えが昼間1時間~2時間に1回ほど。
色は暗い赤色で、血塊はなし。
良い機会ですから、自分の生理の特徴を、知っておくと良いでしょう。
★漢方薬は医薬品です★
あなたの証に合っていないと改善しないばかりか、悪化する可能性もあります。
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