赤ちゃんは無菌状態で生まれてきます
体の中では、乳製品や大豆製品が原因、というパターンが多い子どものアトピー性皮膚炎。
アレルギー検査は大切ですが、変化が早いのも子どもの特徴です。定期的に検査をするとよくわかります。
皮膚表面ですが、角質層には常在菌といって、多種の菌が住みついています。常在菌は他の菌を追い返しているので、いわば外敵から肌を守るバリアとなってくれています。
赤ちゃんは無菌状態で生まれてきます。
小さい子にとびひが多いのは、皮膚に常在菌がまだ少なく、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすいためです。人間は少しずつ常在菌を育てて、皮膚表面を丈夫にしていきます。
大腸菌などの雑菌がついた手で触らないようにすることも大事ですが、必要な菌まで殺してしまわないよう、心がけましょう。
お肌の状態にもよりますが、大人の手は清潔にして、子ども自身には消毒液などを使わないようにする、といった方法もあります。
とにかく脾胃を整えよう
赤ちゃんからもう少し成長して、幼児、小児、思春期・・・とすくすくと育ちますが、高校生になってもまだ心身ともに成長過程です。
内臓も成長過程なので、お肌のトラブルがある方、アトピー性皮膚炎の方は特に脾胃(ひい)、つまりは胃腸、消化器系に重点をおいてケアすることが大切です。
脾胃(ひい)は食べものや飲みものを消化吸収し、生命エネルギーにする、人間の命にとってとても大切な働きをするところです。脾胃がきちんと整っていて強ければ、血液もサラサラと流れ、内臓も強くなり、元気になります。元気になれば免疫力も高まり、病気になりにくい心身になります。
加工品、冷凍食品、コンビニ食、外食、油脂の多いもの、お菓子、清涼飲料水などは、やはり控えるべきです。
ただ我慢するだけでなく、代用をすると良いと思います。
自然の食物は地産地消で旬のものであれば、調味料がなくてもとても美味しいものです。また、甘いものが絶対ダメという事ではなく白糖の代わりに黒糖やはちみつを使用して、お菓子の代わりに寒天粉で作ったゼリー、旬の果物、かぼちゃやさつまいもも十分甘くて美味しいです。是非工夫をしてみてください。
食べ過ぎ飲みすぎはせず、同時に体の中に溜まってしまっている湿を外に排出する食べものや漢方薬で、水分代謝をスムーズにしてあげましょう。
■ 余分な水分を排出し、胃腸を元気にする食べもの ■
玄米、冬瓜、緑豆はるさめ、さんざし、小豆、そら豆、とうもろこし、すいか、はと麦、なす、みょうが、紫蘇 などです。
かゆみ対策
皮膚の乾燥、子どもは特に痒みにがまんできずにかきこわしてしまうことが多々あります。もちろん、かけばかくほど皮膚のダメージは深まります。
そもそもアトピー性皮膚炎の方は非常に皮膚が敏感になっています。ダニやホコリといったアレルゲンはもちろん、紫外線、気温の変化、湿度、風にも反応してしまいます。
そこで、特効薬として「そうだ!ステロイドを使おう!」となるわけですが、ステロイドも上手に使えば怖い薬ではないので、コチラも参考にして頂ければと思います。
また、同時に皮膚の防御力、免疫力を高める工夫もして頂ければと思います。
皮膚自体のコンディションが整ってくれば、かゆみもおさまってきます。皮膚を整える為の漢方薬、漢方スキンケア製品を是非活用して頂ければと思います。
漢方スキンケア製品
ムラサキ科ムラサキの根を乾燥した生薬、紫根(シコン)配合の瑞花露(すいかろ)シリーズは、天然由来の成分でお肌をやさしく守ります。
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