尋常性乾癬(かんせん)は難治性の皮膚疾患
尋常性乾癬は治すのが難しいといわれている皮膚疾患のひとつです。
最初はかゆみもあまり気になる症状もない為、放っておくと次第に白い皮膚片(鱗屑:りんせつ)を伴う紅斑が皮膚のあちこちに広がっていき、かゆみも気になってきます。そのうち無意識にかいてしまって、皮膚片がはがれおちるのが気になって、仕事や勉強に集中できなくなったり、他人に気づかれないようにと皮膚を隠すようになったりして、日常生活に支障をきたすようになることも。
皮膚科へ行って治療をはじめても、なかなか思うように完治しない!とお悩みの方は是非一度、金沢薬局へご相談ください。
あなたを取り巻く環境から治す方法がわかる?
どうして尋常性乾癬になったのか、どうして治らないのか、原因がわかれば適切な対応ができます。
原因をしぼりこむにはあなたの生活環境、生活習慣がキーワードになります。
一般的には原因不明といわれている尋常性乾癬ですが、不規則な生活習慣、食生活、肥満、ストレス、感染症、薬剤、などが引き金となることが多いです。(遺伝的要素は5%ほどなので後天的な要因を考えた方が良いでしょう。)
以下の項目で、あなたに当てはまるものをチェックしてみましょう。
□ 睡眠時間は6時間未満
□ 風邪をひきやすい
□ 疲れやすい
□ 機械に触れる仕事をしている
□ 衣服の素材にあまりこだわらない
□ 常に服用している薬や健康食品がある
□ 脂っこいものが好き
□ 味の濃いものが好き
□ 外食やコンビニ食、冷凍食品の食事が多い
□ 冷たいものの飲食が多い
□ お酒が好き
□ 喫煙者である
□ 体を動かすことが少ない
□ ストレスを感じることが多い
□ 不安や不満がある
皮膚は内臓の鏡
中医学の原則「皮膚は内臓の鏡」は、尋常性乾癬にも当てはまります。
尋常性乾癬を招く、悪化させるのは、食生活が一番、次いで生活習慣やストレス、また機械に触れる仕事をしていること、化学繊維の衣服を着ていること、など、が挙げられます。
中医学では皮膚疾患の場合、まずは食生活に重きをおきます。
辛いものや味の濃いものといった刺激の強いもの、甘いもの、化学物質が大量に入っているもの、動物性脂質など、体内で消化吸収できなかったものが出口がないために皮膚に出てきてしまうと考えます。
また、冷たいものの飲食は胃腸の働きを妨げるので、消化吸収力自体を低下させてしまいます。
まずは食生活の見直し、そして過労や睡眠不足、ストレスによる免疫力低下に対応し、続いて外的要因となる皮膚に直接触れるもの、皮膚に直接悪影響を与えているものに対応していきます。
尋常性乾癬と漢方薬
まず、かゆみのある方は早急にかゆみをとめたいですよね。
尋常性乾癬の主症状の血熱(けつねつ:血が熱をもっている状態)に対応する清営顆粒(せいえいかりゅう)や黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、温清飲(うんせいいん)などの漢方薬があります。
また、40歳以上の方または皮膚が黒っぽいという方は血のめぐりにも着目し、冠元顆粒(かんげんかりゅう)や田七人参を併用する場合もあります。
皮膚がカサカサしている方には潤いを与える婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)や当帰飲子(とうきいんし)を、皮膚がジュクジュクしている方には、瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)を、他にも五行草(ごぎょうそう)や五涼華(ごりょうか)、白花蛇舌草(はくかじゃぜつそう)、紅沙棘(ほんさーじ)といったオリエンタルハーブをおすすめする場合もあります。
ひとくちに尋常性乾癬といっても、人それぞれに体質や生活習慣、食生活が異なります。あなたのタイプにあった漢方薬がありますので独断で判断せず、漢方薬の専門家にご相談のうえご利用ください。
尚、ステロイド軟膏との併用もできますので、安心してご相談ください。
★漢方薬は医薬品です★
あなたの証に合っていないと改善しないばかりか、悪化する可能性もあります。
不安なこと、お困りのこと、何でもお気軽に金沢薬局にご相談ください☆
ご来店、お待ちしております。