「地震ではないのに、体が揺れている感じがする」
「不安で眠れない、眠りが浅くなった」
こうした感覚とともに耳鳴り・めまい・動悸・頭痛といった症状が表れてきます。
でも大丈夫です!
中医学の知恵を借りれば、ちょっとの工夫で乗り越えられます。ひとりで悩まず、無理をせず、是非この文章を参考にしてみてください。
思い込みすぎなの・・・?
毎日明るいニュースばかりではなく、事件や事故、経済など、一体これからの日本はどうなってしまうのだろうか、不安になるのは当たり前、決して思い込みすぎではありません。自分にとって身近な出来事でなくっても、誰かの平和が脅かされるようなニュースを目にすると、それは記憶に残り不安の種となり、増大していきます。
「地震はいつまたくるのか?」
「物価はいつ安定するのか?」
「会社は安泰?仕事は続けられるのだろうか?」
「戦争、攻撃、早く終結してほしい・・・」
こうした不安が募ると、体にも影響が出てきます。
揺れている感じがして落ち着かない
ちょっとの揺れに敏感になる
なかなか寝付けない
眠りが浅い
夢が多く寝た気がしない
耳鳴りがする
耳がぼっ~とする
頭痛がする
動悸(胸がドキドキ)がする
紅い斑点がももやうでの内側に出る
中医学ではこの状態を引き起こす急性のストレスを心神不安(しんじんふあん)といいます。
心神不安(しんじんふあん)
心神不安は、心(しん)と肝(かん)が関係した肝気上衝心包と解きます。
【心(心臓)は神(精神)を蔵し司る】といわれており、心神が安定していれば、精神活動が安定し五臓も元気!ですが、心神が不安定になると精神活動が不安定になり、特に肝気・腎・陰血に影響を与えます。
よって、肝の気をめぐらせてあげること、腎の機能を正常化すること、陰血を補い、流れをめぐらせてあげることがポイントとなります。
実際には、ツボを押したり、食事や漢方薬で補ったり、生活習慣を見直すことで対応できます。
尚、急性ストレスである場合は、効果が早く期待できます。
逆に放置したままにしておくと、治すのにも相応の時間がかかり難しくなってきます。
セルフケア★つぼ
おすすめのつぼは【内関】と【失眠】という2つのつぼです。
いずれも左右両方(右腕・左腕、右足裏・左足裏)にありますが、ぐっと押した時に痛みの感じる方を重点的に行うと良いです。気持ちがいいと感じるくらいの強さで、気分が悪くなる場合は控えましょう。
セルフケア★食事
不安・心配・のぼせ・めまいにオススメの食べもの
鶏のハツ、 まぐろ、 ひらめ、 こんぶ、レタス、アスパラガス、セロリ、トマト、苦瓜、ピーマン、桃、イチゴ、 はすの実、竜眼肉、ローズヒップティー、ジャスミンティーなど。
イライラ・ストレ,ス・躁鬱にオススメの食べもの
牛肉、鶏レバー、アサリ、キャベツ、セロリ、春菊、ちんげんさい、玉ねぎ、紫蘇、ぶどう、金柑、干し椎茸、酢、カモミールティー、ミントティーなど。
就寝前に避けたいこと
就寝時間3時間前には、神経を刺激することは避けましょう。
例えばテレビや本、本を読むと眠くなる方もいますが内容にもよります。
ドキドキハラハラするミステリーや怪談など、脳を刺激するものは避けましょう。
また、おなかがいっぱいになると眠くなる人もいます。
しかしこれは、「血液が胃の消化活動に集中するため」の現象です。
胃の消化活動中に眠りについた場合、体は食べものの消化に集中しますので、体は起きている状態。
眠りは浅くなります。
夕食は就寝3時間前までに摂りましょう。
あとは、体を温めて緊張をとり、時間に余裕をもってベッドに入ること。
寝る前にノンカフェインの香りの良い温かいお茶を飲むのもオススメです★
★漢方薬は医薬品です★
おひとりおひとり、違う漢方薬があります。服用の際はどうぞお気軽に金沢薬局漢方専門スタッフにご相談ください。
ご来店、お待ちしております。