腸内フローラと同じように、子宮内にも種々多々の菌の集合体フローラが存在することがわかってきました。
膣内の善玉菌ラクトバチルス属はプロバイオティクスとして広く利用されている乳酸菌で、胎児を感染症から守る役割を担っていると考えられています。
子宮内フローラは2015年に米国ラトガース大学の研究者たちによって発見され、2016年には米国スタンフォード大学の研究者たちによって妊娠不成立との関連を発表しました。
子宮内フローラが乱れると子宮内膜で受精胚を異物として認識し、攻撃してしまう可能性が指摘されているとのことです。また、流産や早産リスクとの関連も否めません。
また、子宮体がんや子宮内膜症と関連する菌も発見され、子宮内フローラは女性の健康との深い関わりがあるとみられています。
子宮内フローラの検査
子宮内フローラの状態は対応している医療機関などで検査することができます。
実際には、子宮内膜から組織を採取して検査し、2週間~4週間(機関による)で結果がわかります。
そして子宮内フローラの状態が良くないとわかった時には子宮内環境を整えて善玉菌が増えやすくなるようにします。
善玉菌のラクトバチルス属の種類はわかっているだけでも200菌種以上、わたしたちの体に存在する常在菌です。ヨーグルトやチーズ、ピクルス、キムチ、ケフィア、納豆、ぬか漬け、しば漬け、すぐき、味噌など多くの発酵食品に含まれています。
こうした発酵食品を日常的に摂ることはもちろん、大切なのは単一ではなく、多くの種類の食品を摂るようにするということです。色々な発酵食品を組み合わせて摂ることをおすすめします。
漢方の子宝相談
「そろそろ子どもが欲しい」と思いはじめ体外受精に挑戦する35歳~45歳の成功率は10%~30%ほどといわれています。
加齢とともに生殖機能が低下するのは自然の理です。
時間が限られているからこそ、適切で的確な対応が望ましいといえます。
漢方の子宝相談は医療機関の治療と併用でき、実際にお互いの得意な分野を担うことで健やかな妊活が出来たとのお声も多くいただいております。
妊活の一助に漢方の子宝相談をぜひご活用ください。
子宮内環境を整える
子宮内フローラに欠かせない善玉菌は女性ホルモンの乱れなどによっても減少してしまいます。すると悪玉菌が繁殖しやすくなることに。
中医学では、まず第一に瘀血(おけつ)があると考えます。瘀血(おけつ)を誘引している原因を探して対応し、子宮内の血流を良くし、また、良い血を養うことで子宮内環境を整えていきます。
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