アッシャーマン症候群とは子宮腔癒着症ともいい、流産の手術や分娩後、あるいは子宮内の病変を切除する手術後など、子宮内で何らかの人為的な操作をしたあとに起こるといわれている癒着のことです。
子宮腔に起こった癒着は、不妊症や不育症をはじめ、無月経、月経過少といった症状を引き起こします。
アッシャーマン症候群の特徴
アッシャーマン症候群の特徴としては・・・
正常な排卵があっても月経血の量が激減し、無月経に至ることもある
子宮内膜が成長できないため、受精卵が着床しにくく、不妊の原因となる
流産の因子になる
月経困難症の因子になる
卵巣ホルモンがいきわたらず子宮内膜が十分な厚さに成長しない為に着床が難しくなるだけでなく、精子が卵子に到達するのが難しくなるともいわれています。
自覚症状がない
アッシャーマン症候群は痛みなどの自覚症状がないため、気づきにくいのですが、子宮に関わる手術を受けたあと、月経がこない、または月経の経血量が少ない場合にはアッシャーマン症候群が疑われます。早めに婦人科を受診することをおすすめします。
中絶手術や流産手術などの子宮内容除去術は、将来妊娠を望んだ時、難しい不妊の原因になってしまうこともあります。
中医学では、中絶も流産も出産のひとつと考えます。術後は産後と同じケアをし、しっかりと心身を整えておくことが望ましいと思います。
中医学の考え方
中医学では、お一人おひとりの体質や状況を第一優先に考えますが、基本的には血が不足することで血の流れが滞った状態であると同時に腎のちから不足と考えて、血を補い養い、腎のちからを補う方法をご提案しています。
また、子宮に炎症がある場合は清熱作用のある漢方薬を、津液のバランスの乱れがある場合には利水作用のある漢方薬を、といった形で、お一人おひとりに合った漢方薬を組み合わせて対応していきます。
ひとりで悩まないで大丈夫!
長い人生、色々なことがあります。
いつでも一番大切なのはあなたの笑顔です。
笑顔で過ごせる毎日を、わたしたちは応援します。ひとりで悩まなくて大丈夫です。あなたにとって最善の方法を一緒に考えます。お気軽にご相談にいらしてください!
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